マンガとアニメの考察
注意:
画像が多くて重いです。すみません(^^;)。
しかもまだまだ工事中です・・・
最終更新日(Last Update at) 2004/9/7
私はマンガを読むことと、アニメを鑑賞することを趣味としております。
ただ、それほど熱狂的なマニアではなく(特にアニメ関係は)、
比較的冷静に鑑賞する方だと思っております(自分では(^^;))。
主にSFおよびアクション関係を好みますが、そうでないものもあります。
以下に私の所有するマンガ、アニメを中心に、個人的な評論を試みています。
あくまで個人的な見解ですので、そのつもりでご覧ください。
なお、このコーナーへの冷静かつ客観的な御意見はありがたく拝見致しますが、
感情的な非難、中傷などには応えられませんので御了承下さい。
また、説明は記憶に基づいているため、一部間違っているかもしれません。
その場合は謹んで訂正させていただきますので、
メールでご指摘いただけたら幸いです。
更新履歴
2004/9/7:鉄腕バーディの記述を修正。
2004/7/30:美鳥の日々、サクラ大戦を追加。
2004/7/26:湾岸MIDNIGHT, ああっ女神さまっ, ギャラリーフェイク,機動戦士ガンダムTHE ORIGIN, 甘い生活, 鉄腕バーディーを追加。
2004/7/24:蒼天航路、幻蔵人形鬼話を追加。
2004/7/23:おざなりダンジョンからなりゆきダンジョンを分離、記述修正。全体構成変更。
2002/10/22:全体的な書式、一部作品の全巻数などを修正。
2000/5/14:マッドクイーン麗華、エリダヌス座Θ、エンジェル・ハード、極楽大作戦、を追加。
マンガ
以下、作者名ごとに並べて記述します。
原作者がある場合でも、作画者の名前で並べています。
各作品名の後のアルファベットは、個人的なお勧め度です。
(ただし、買う時は、じっくりと選考する方なので、ほとんどB以上です(^^;))
S 非常にお勧め。ただし、くせが強すぎて万人向けではないかも。
A お勧め。購入して読まれるとよいでしょう。
(買って良かった、というレベル)
B ややお勧め。購入はさておき、機会があればどうぞ。
(買って損はしなかった、というレベル)
C なんともいえない。気に入ればどうぞ。
(買うほどのことはなかった、というレベル)
D 残念ながら私の趣味ではない。人によりけり。
(買って損した、金返せ!、というレベル^^;)
なお、写真はすべて第1巻(あるいはシリーズ最初の巻)で、
できるだけ購入時の状態(帯び付きのものはつけたまま)で撮影しています。
フェアや映画化などの時事的な帯は現在発売されているものと異なる場合があります。
(というか、まず間違いなく違う。)
麻宮騎亜 (ASAMIYA KIA)
比較的気に入っている(新作があれば積極的に購入を検討する)作家。
私の知る限り、基本的にSF系。しかし、
どちらかというと物語よりも絵の奇麗さが先行しているような気がする。
その絵もいわゆる目の大きい美少女系で、近年しばしば見かける系統だが、
好き嫌いがあるかも。個人的には好きになれない画風である。
最近はかなりの仕事を抱えているようで、なかなか新刊が出ないように感じる
(大御所化してる?)。売れっ子ゆえだが、大丈夫だろうか?
自画像は「NowPrinting」と書かれた一枚の紙が頭の人間。
将来ここに何がPrintされるか楽しみ?。
神星記ヴァグランツ B
麻宮機亜の初期作品(作画担当)。全2巻。
「シフト」と言う、時空超越能力を持つヴァグランツ達。
計らずもその能力を身につけた少年が、
先輩の女性と冒険を繰り返す。
本作品における麻宮機亜の作画は、
絵的には駆け出しの漫画家に多くあるように、線が多くてややラフ。
でも個人的には、最近の線の細い手慣れた絵よりも
こちらの方が好感が持てる。
原作はヴォクソール・プロという団体だが、良くは知らない。
シフトと言う設定は、
様々な舞台を唐突に用意しても説明することができるので、
作者にとっては非常に好都合だと思うが、
結果としてできた物語は、結構複雑で、
最後までこなれていなかった感じがした。
全体的な話の流れが分かりにくく、
方向性もやや私の好みとは異なっている。
ちなみに主人公の一人「テレス」は、
「メビウスクライン」にも出演している。
サイレントメビウス A
全12巻。近未来、異世界より現れる妖魔と戦うAMP(警察機構の一部)
の隊員たち(全員女性)の物語。シリアスなアクションSF。
麻宮騎亜の代表作といえる作品。
基本的にこういうシチュエーションは好きなのだが、
しばしば、物語の進行がもたついたように感じた。また、
この作品は、映画やゲームなどさまざまなメディアに波及したため、
一般にも良く知られていると思う。
途中出版元が変わっているが、装丁は基本的に変化ないようだ
(ただし表紙は変わっていることがある)。
また、長い作品ゆえ、初期と最近では画風がかなり変化してきている。
初期はヴァグランツに続く雰囲気があったが、
後半は線が細く目が大きめの美少女系となった。
メビウスクライン B
サイレントメビウスの序章部分に相当する物語を書いた作品。
サイレントメビウスの主な登場人物の過去、
サイレントメビウスの舞台背景などが描かれている。
現在第0巻を所有。最近出た新しい版では、
物語が若干追加されてるらしい。
こういう以前の版を買った読者をないがしろにする行為は
やめてほしいものだ。(特に「バスタード」とか)
蒸気探偵団 A
全8巻。蒸気を主なエネルギー源とする「スチームシティ」を舞台にした、
少年探偵の冒険活劇。
サイレントメビウスが気のぬけないシリアスな
展開を見せているのに対し、ややほのぼのとした雰囲気で進行する。
舞台となる街は戦前のロンドンのような雰囲気で、
「蒸気」は「霧」の代わりなのかも。
シャーロックホームズを意識していると思われる。
少年ジャンプに掲載されるというので、当初不安があったが、
月刊の方なので安心した。どうも週刊誌では時間的にシビアなのか、
あまり良い(濃い)作品が少ないような気がしているので。
現在連載終了しているが、一時中断のような終わり方なので、
いずれ続編が出るかも。
あろひろし (ARO HIROSI)
比較的気に入っている(新作があれば積極的に購入を検討する)作家。
自画像はワニ(なぜ?)。
「優&魅衣」が出世作(だと思う)。
今まではかなりの有名どころと言える。
私の知る限り基本的にギャグマンガ家。しかし、ギャグをベースに、
SFやらアクションやらエッチやらをうまく織り込んでいるため、
あまり単調にならず、その作品はいずれも秀逸といえる。
もるも1/10 A
全2巻。通常の10倍の大きさの女の子がいたらという設定。
マッドサイエンティストの薬で常人サイズ(1/10)に縮めたら、
驚異的な怪力と強靭さを発揮...........
ギャグではあるが、SFでもある。
ギャグはやや古典的なドタバタだが面白い。
科学的考察もまあまあのでき。
2巻末のコラムで著者本人が語っているが、打ち切りとかにならず、
自ら終結させた初めての作品だったという・・・。
ギャグ漫画って難しいんですね。しかし内容的には、
最後がやや尻切れとんぼ的に感じるのだが・・・。
ちなみにこの写真は再版本。定価550円。
初版本はもっと安かったはず(300円台)だが、
買おうか迷っているうちに無くなり、この再版本が出た。
うーむ、してやられた・・・。
ハンターキャッツ A
全5巻。近未来、犯罪者を捕まえる民間の業者、ハンター。
その中で、平均年齢が最も若い女の子3人のグループ
「ハンターキャッツ」の活躍を描く。
似たような設定が、山本貴じ(漢字が出ない・・・)の
「セイバーキャッツ」にもある。ちょっと違うが、
現在アメリカ(U.S.)にはバウンティハンター
(逃亡した保釈人を捕まえる民間業者)というものが実在し、
これを題材にした園部健一の「ガンスミスキャッツ」もある。
ぜんぶ「猫」なのだが、何か関係あるのか?。
この「ハンターキャッツ」は5巻で仮終結と言うことらしい
(第一部完としている)。はたして続編は出るのだろうか?
優&魅衣(YOU&ME) A
全5巻(愛蔵版)
あろひろしの最初の代表作といえる作品。
正統派ギャグのオンパレード。初期作品ゆえ、
まだ科学的考察(束縛)も少なく、非常にエネルギッシュ。
エロ、グロなし(確か・・・)。
お子さんにもお勧めできる(と思うが・・・)。
初版本は全8巻だったらしい。愛蔵版だけかもしれないが、
最後に後日談が追加されている。それなりに面白いが、
やや蛇足のようにも感じる。
エスガイヤー A
全1巻。主人公の予備校生が、ある夜宇宙人に選ばれ、
地球に巣食う宇宙害虫と戦うことに。
いわゆる悪者退治のヒーロー物をベースにしたギャグ。
今のところ1巻しかないが、巻末に2巻の予告があり、
「この本が売れればやらせてもらえます。」という
作者注が笑える。ぜひ二巻を読みたいので、みなさん、
買って読みませう(作者の回し者ではないが(^^;))。
ふたば君チェンジ A
全8巻。男女変身物。主人公の男子中学生とその家族は、
興奮すると性別が入れ替わるという体質の持ち主。
学校を中心としたドタバタだが、主人公の彼女(?)を始め、
登場人物すべてが変なやつばかり・・・。
完結済み。この書中で、「優&魅衣」などの例を踏まえ、
著者が「自分の作品は8巻で終わることが多い」と語っている。
しかし、この作品も最後はやや終結を急ぎ過ぎた感じがあり、
しかも最終話は後日談的な付け足しのように思えるのが残念。
井上和郎 (INOUE KAZUROU)
おそらくまだ駆け出しに近い漫画家?。
初ヒットが現行の「美鳥の日々」らしい。他の作品は知らない。
画風少しづつ変化しているようだが、まあまあ固まっている
(十分な下積みがあった?)。
ストーリーはコメディとして無理のない程度に秀作。
ただ、将来性については未知数。今後を見守りたい。
美鳥の日々 A
現在7巻まで。
けんかがめっぽう強い不良高校生の右腕に突然女の子が現れた。
ラブコメと日常のどたばた。
作者のメジャー初ヒット作(らしい)。
馬鹿(良い意味で)な設定で読者の興味を引き、
優れたギャグとラブコメでヒットとなる。しかもアニメ化。
意外と王道なのかも。
ちまたの評価がなにげに高かったので、自分も購入してみた。
最高とまでは言わないが、良くできた作品だと思う。
メジャー初作品故、出すネタが新鮮で、いけてるのだと思う。
そういった意味では椎名高志のGS美神と一緒か。
ゆえに第2作目がこの作者の正念場となるだろう。
内容としては、ちまたで広がる「萌え」をベースに、
むしろそれを笑い飛ばす感じのギャグ。
さらに、「右手に女の子」な設定とは無関係にラブコメで笑わせる。
ただ、この路線だと将来性には不安が残る。はてさて・・・
克・亜樹 (KATSU AKI)
おそらく大物と意って過言ではない作家。有名な作品が多いと思う。
しかし自分の趣味にはあまり合わないので、
単行本は下記一種しか購入していない。
雑誌に連載されている話は、たまに読むのだが・・・。
エンジェル・ハード C
レーディース物。
ちびでどじな主人公が、最強のレディースに入って・・・
一時期レディース物がややはやった(と思われる)時期があったが、
これもその一つらしい。何しろ大御所の作品。
しかし、内容はやや不完全燃焼か。無理っぽい進行もあるし。
この作家は、この手の作品は向いていないんじゃないかと思う。
むしろ、後述する(予定の^^;)、
元レディースだった作家の作品の方が、
ストーリー的にはよいと思う。(漫画の腕はアレだけど・・)
王欣太 (KING GONTA)
非常に特徴的な漫画家。何が特徴的って、
普通作家は独自のスタイルがあって、どんな作品を読んでも、
だいたいその人とわかるのだが、この人は作品によって画風やら何やらを
がらりと変えてしまうそうな。・・・そうなというのは、
自分が下記の一作品しか持っていないため(比較できない)。
蒼天航路 S
現在31巻まで。三国志時代、曹操を中心とした冒険活劇風の物語。
一応史実に基づいているようだが、「ネオ三国志」とうたうだけあって、
これまでのどの三国志よりも特徴的、というか毒気が強い。
自分は好きだが、万人向けかというと、賛否が分かれるところだろう。
物語も終盤、そろそろおしまいの感がある。
さて、何巻で完結するのかな?
楠みちはる (KUSUNOKI MICHIHARU)
比較的メジャーな漫画家だと思う。「シャコタンブギ」などで有名かと。
自分は車が好きで、最高速に興味があったから「湾岸〜」を買ってみただけ。
基本的にこの漫画家が好きなわけではありません。
なんかみんな表情もセリフも似たり寄ったりだし・・・
湾岸ミッドナイト C+
現在29巻。免許を取って間もない少年が、
「悪魔のZ」と評されたS30Zと運命の出会い、最高速の世界へ・・・
まあまあ面白いとは思うんですが、既にマンネリ傾向。
挑戦者が出てきて、バトルまでの物語があって、バトルして、終わり。
もう何回もそんな話を繰り返しています。さすがに飽きてきた。
買うのやめようか、常に迷っています。
登場人物のセリフが、考え方が、全て似通っているのもマイナス。
反対意見とか、真っ向から対立とかがない。作者の能力的限界かな?
こやま基夫 (KOYAMA MOTOO)
私が比較的気に入ってる(新作があれば積極的に購入を検討する)作家。
自画像はウサギ。
SFファンタジー系だと思うが、そればかりではないようだ。
どちらかと言うと、表現がソフトな方で、
お子様向けのように感じる部分もある。
むしろそっちの方が得意なのではないだろうか。
おざなりダンジョン A
全17巻。
初めて購入したこやま作品。
もともとコミックノーラを読んでその存在を知り、購入した。
基本はファンタジーだが、痛快なギャグがちりばめられ、
これにアクションとSFが加わって非常に面白く、読み応えがある。
といっても、緻密、濃厚というわけでもなく、万人にお勧めできると思う。
なりゆきダンジョン A
全3巻。上記「おざなりダンジョン」の続編。
おざなり〜に比べると短いが、掲載紙が廃刊になったためらしい
(自分は掲載紙を読んでいなかったので情報不足)。
しかしマンネリかネタ尽きで終わったかのような感も否めないが・・・
アブラ・マンダラ B
全4巻。占い3姉妹の話。
といっても女子高生の末娘は占いを拒否しているのだが。
現代が舞台だが、ファンタジー的要素が強く、興味深い。
また、キャラクターがかなり個性的で、
3姉妹の性格がバラバラなのはいいとして、
周辺のキャラクターもかなり個性的で面白い。
しかしストーリー的には制約が多いようで、それほど面白くはない。
終わり方もなんとなく終わっただけという感じ。
もっとひねりがほしいところではある。
(キャラの面白さで保っていたような印象がある。)
なお、作者はわかっていると思うが、
知らない読者のために注釈しておくと、いくら大学の研究室とはいえ、
ビーカーでコーヒーを飲んだりはしない。手で持ったら熱いでしょう。
(ちなみに私は化学工学系)
めんたるダイバー B
全4巻。人の精神に侵入する能力を持つサイコダイバー。
その能力を悪用する組織ナイトメアに立ち向かう、
世界頭脳基金のメンバーの少年少女が主人公。
全く空想の世界だけに、
こういう話は作者の能力がもろに問われる分野ではあるが、
まあまあうまくまとまった世界を構築しているといえる。
もうちょっと緻密な組み立てがあると面白いのだが、
それは士郎正宗でもない限り無理な話か。
(というより、それが士郎正宗の売りなのだが。)
内容的にはややお子様向けのような印象もあり、濃さ、緻密さを
求める向きにはお勧めできないが、読んでみて損はしないと思う。
エンジェルノート A
全5巻。主人公の遺伝子から作られたクローンのお話。
しかも、そのクローンが、他の動物の遺伝子を取りこんで変身する。
しかし、主人公が男子高校生なのに、クローンは女の子。
しかも主人公と同じ年齢まで成長促進させられている。
このあたりはやはり御都合主義か?
それとも将来はそんな技術もできるのか?
しかし舞台は現代のようだし・・・
また、話中で、主人公が自分のクローンに惚れているが、
相当のナルシストでもない限り、たとえ性別が違っていても、
自分と同じ顔の人間に恋心を抱いたりはしないと思うのだが。
むしろ気持ち悪いか、兄妹のように感じると思う。
変身のプロセスもかなり疑問。
どーしてキスするだけで遺伝子を瞬時に取りこんで変身できるのだ?
つっこむときりがないが、題材としては面白い。
しかしストーリーは作りづらそう。
この本、店頭にはほとんど置いていないので、
インターネットで注文したりしてました。
うーむ、やはりマイナーなのかな。
エポキシ A
全1巻。おたく漫画。以上・・・じゃあ立つ瀬がないので、
ある日、主人公の作った美少女ゲームキャラのフィギュアが、
等身大まで巨大化して出現し、しかも意志をもって動くようになる。
もともとデジタルコミックと言うWeb上で公開されている漫画が初出。
SFというか、ファンタジーと言うか、最近のこやま作品と同じ系統を
感じさせる。ベースはおたくとコスプレの世界。その世界が嫌いな人には
アレだが、まあ一般人でも難なく読めるレベルではあると思う。おたくな
主人公を兄に持ち苦悩する常識派の妹(弟?)の存在が救いか。
これもまたストーリーが考えづらそうな作品で、今後続編が出るか
大変興味深い。(出たら出たで怖い気もするが)
椎名高志 (SHIINA TAKASHI)
ギャグマンガ家だと思うが・・・
所有作品が下記1点だけでは断言は難しい。
しかしシリアスも含めたテンポのよさは秀逸で、
読み手を引き込む力がある。
基本的にギャグは読まない(買わない)自分でも、
買って読みたくなるほどのできはすばらしい。
最近の動向は全く知らないが・・・
たとえ新作を見つけても、すぐに買うかどうかは不明。
GS美神 極楽大作戦 A
全39巻。美神除霊事務所を舞台にしたドタバタ。
ボディコン美女の所長美神、スケベ煩悩丸出しの助手横島、
幽霊で助手のおキヌなど、登場人物もくせのある連中ばかり。
著者の最初のメジャー化作品。
テレビアニメにもなりました(テンポ悪くて見るに堪えないけど)。
除霊という題材は比較的良くあると思うが、
ギャグとシリアスを織り交ぜた展開でマンネリ化せず。
最後は一時終了といった感じで、もしかすると何年かして続編が出るかも。
どっかの漫画みたいに外伝も考えられる。次回作も楽しみ。
ちなみに、最終巻のカバーの裏表紙折り込みの一コマは大爆笑物
(若い人にはわからんかも(汗))。特に横島がいい。
(これがやりたかったために連載終わらせたとか?)
清水としみつ (SHIMIZU TOSHIMITSU)
有名所だと思いますが、確信なし。単によく知らないだけ。
作品数は多いはず。有名コミック誌の連載もけっこうあったと思う。
絵はかなり奇麗な方といえる。人物も背景も良く描けてはいるが、
背景真っ白なコマも少なくない。
基本的に私の趣味とは違う様な気がする。
エリダヌス座Θ C
全2巻。
一介の高校生が、宇宙を揺るがす力を持つ王の生まれ変わりとして、
覇権をめぐる争いに巻き込まれる。
物語のできが良くない。題材的には面白いと思うが、
ストーリーにひねりが少なく、最後も尻切れとんぼ気味。
また、話のテンポも間延びしたり、飛んだりと、やや不安定な気がする。
もっと複雑に絡み合った複雑な話にしないと、
折角の壮大な設定がもったいない。
恐らく作者は軽い気持ちで書き始めたのだろうが、
そもそもこの手のSF物は苦手なのだと思う。
手に負えなくなって早期撤退か?
士郎正宗 (SHIRO MASAMUNE)
私がもっとも気に入っている作家の一人。
新作があれば迷わず購入する。
その物語は非常に理論的でSFの鏡といえる。よく勉強してます(感服)。
また、1ページに多くを書き込むスタイルも、私の熟読する姿勢にマッチ。
画風もあまりくせが無く見やすい(と思う)。
言うことなし、といいたいところだが、
唯一の難点は新作がなかなか出ないこと。
まあ、これだけ緻密な仕事だから仕方ない。
むしろ、たくさん出るようになっては、
かえって品質の劣化が心配になる。
それにこの人は確か本業は別のはず(今はわかりませんが)。
生活がかかっていない余裕が、
この優れた作品を生み出す一因なのかも。
自画像はかつて男性図だったが、最近はタコチューになっているようだ。
アップルシード S
4巻まで。第3時世界大戦後の理想国家に移り住んだ
元SWAT隊員の活躍を描いている。
サイボーグ、人型兵器、浮遊飛行など、SFには定番のアイテムが、
科学的にかなり検討された形で登場している。
士郎正宗の出世作。そんなにメジャーではないが、
とりあえず市販された最初の作品ということ。
この作家の創作期の初期頃から続く作品で、
いまだ完結はしていないが、最近は完全に途絶しているようだ。
最近の作品と見比べると、初期作品なだけにストーリー、
絵ともやや荒い面もあるが、よくまとまっていると思う。
現在までに正式4巻までと、特別巻が幾つか出ている。
画集では第5巻用の表紙などを描いているので、
続きを出す気はあるようなのだが・・・。
もっともかなり時間が経っているので、
4巻と5巻では画風にかなり差異が出てしまうかも。
以前OVA化されたときは、その質の悪さが酷評されたが、
2004年に再び映像化。まだ見ていないが、前評判は高いようだ。
ブラックマジック A
全1巻。士郎正宗の初期作品。恐らく同人誌時代のもの。
画質とかはさすがにアマチュアを感じさせるが、
ストーリーの組み立てなどは、
士郎正宗のルーツを十分に感じさせることができる。
この中の1話を使ってOVAも作成されたが、これが士郎正宗自身が
絵コンテから監督まで担当したとあって、格闘の動きなど、
非常に秀逸なできだと思う。実際、私はビデオ(VHS)、LD、
DVDの全てで所有しているくらい。(←おい)
ドミニオン A
全1巻。比較的初期の頃の作品。
士郎正宗作品の中では、最も軽いのりの作品。
設定、ストーリー展開などをあまり深く考えず、
比較的楽しんで描いたような印象を受ける。
こういうのもありかなと思う。
士郎正宗の才能の広さをうかがわせる一作(かも?)。
ドミニオンC1 S
既刊1巻まで。比較的最近の作品。
新しい「ドミニオン」。
前作とのつながりがきちんと確立されていないので、
どうやら「以前のは忘れてくれい」と言うつもりらしい。
レオナやブレンテン隊長が引き継がれたのはよしとして、
アルがいなくなったのは残念。
レオナといい凸凹コンビだったと思うのだが・・・。
その代わり(かどうかは知らないが)内容はかなり濃くなっており、
最近の士郎正宗らしい、緻密な作品に仕上がっている。
オリオン S
全1巻。中期頃の作品。
オリエント神話風情のアクションSF。
魔法とか科学とかが混在し、テクノロジーは混沌としている。
今の地球とはかなり異なった世界が舞台。
(ずーっと昔の話らしい。'STAR WARS'みたいなもの?)。
攻殻機動隊 A
既刊2巻。副巻有り。士郎正宗としては数少ない現行作品。
士郎正宗の名をいっきにメージャー化した作品。
これまでの作品はいずれも青心社と言う、
ややマイナー(失礼^^;)な出版社から出されていたが、
こちらは天下の講談社。
しかも、押井守監督の手でアニメ映画化までされたので、
ご存知の方も多いはず。
一方、連載と言うノルマを負ったため、
時間的な制約から画質の荒れが気になると作者本人が言っている
(個人的にはそんなに気にならないが・・・)。
やはりこの人(の作風)には書き下ろしの方が
似合っているのではないだろうか。
ちなみにアニメの方はいまいち。
もともと押井監督の映画は、過度な写実主義と情景描写、
そして根暗な印象が強くて、個人的にはやや趣味が合わない。
新谷かおる(SINTANI KAORU)
すでに大御所といっても過言ではない(と思う)大物マンガ家。
ご存知の方も多いはず。
もとは少女漫画家だったらしく、初期の画風にもその傾向が出ている
(絵が繊細で瞳がきらきらしてるとか^^;)。
後述の「ゆうきまさみ」の直接の師匠でもあるらしいが、
良くは知らない。
作品的には、もともとデッドエンド的な結末がお好みのようで、
悲劇で幕を閉じる話が多いように感じられる。
特に戦争ものでは当然のごとくその傾向が強い。
初期作品である「エリア88」では、
最後はほとんどの登場人物が死亡してしまい、
真鍋譲治の「アウトランダーズ」なみに
「そして誰もいなくなった」状態になる。
個人的には登場人物が死亡する話はあまり好みではないので、
比較的敬遠している。そもそも、ハッピーエンドよりもデッドエンドの方が、
より簡単に読者に印象を残せるようで、自分には安易な手法に見える。
印象に残るハッピーエンドを描ける方が、優秀な作家ではないだろうか?
なお、新谷かおるの最近の作品は、
ややデッドエンドから離れつつあるようで、今後も期待している。
だが、大物化の弊害で、なかなか新しい作品が出てこないようだ。
もともと弟がファンで、沢山の単行本を購入していた。
その影響で自分も新谷かおるに注目し始めた。
以下に挙げた作品以外にも、「エリア88」「ファントム無頼」「ふたり鷹」
「パスカルシティ」などを読んだことがある。
一応好きな方の漫画家だが、新作は良く吟味してから購入する。
クレオパトラDC A
前期から中期頃の作品。愛蔵版は全6巻。
アメリカ最大の企業体のトップの後継者に指名された、
スラム出身の黒人(髪は金髪)少女。
その破天荒な活躍ぶりを描く水戸黄門的冒険活劇
(・・・うーん、書いててよく分からん表現になってしまった^^;)。
かつて弟が単行本を持っていて、それを読んで気に入ってしまい、
愛蔵版が出たのをきっかけに購入、収蔵。
基本的にハッピーエンドなので安心して読める。
最後の話は尻切れとんぼ。もっとまじめに描いて欲しかったが、
もしかすると何らかの障害が(編集からの圧力とか)あったのだろうか?。
愛蔵版が出た以上、可能性は低いが、
続きが発表されればぜひ読んでみたいと思う。
ぶっとび!!CPU A
比較的最近の作品。既刊3巻(完結?)。
偶然少女型コンピューターを手に入れた高校生の話。
内容はほとんど18禁なので、お子様には向かないでしょう。
ここで紹介するにもあたわず。
テーマとしてはおもしろいのだが、パソコン愛好家としては、
コンピュータに関する考察が甘いのが大変気になる。
例えばROMをリード・オン・メモリと説明しているところ。
正確にはリード・オンリー・メモリ
(読み出ししかできない記憶装置の意)である。
まあ、マンガ家はいわゆる文系なのだから、
科学技術に疎いのはある程度仕方がないとは思うが、
漫画が世間に与える影響もばかにならないので、
大物作家の方々にはできるだけ注意していただきたい。
ソニックデザーター B
前期の頃の作品。1巻のみ。
戦闘機乗りを題材とした短編集。デッドエンドが多いことから、
「エリア88」と同じ、初期から前期にかけての先品のようだ。
戦闘機のほか、旅客機、速度記録車なども。
新谷かおるのルーツが分かる作品の一つ。
ジェントル萬 B
中期頃の作品。全4巻。
インディカーからF1に移った日本人ドライバーの話。
キャスティングは良いのだが、
後半のF1各戦の話で違いがつけられずマンネリ化。
最後はかなり強引な展開で強制終結。
無理やり過ぎて尻切れとんぼの極みである。もっと考えるべし。
それとも何か事件があったのか?途中までは良かっただけに大変残念。
最近愛蔵版が出ているようだが、特にお勧めはしない。
銀色の照星 B
初期から中期にかけての作品。全2巻。
警官などを題材にした短編集。デッドエンドもやや多め。
新谷かおるのルーツ知ることができる作品集。
ガッデム A
中期頃の作品。再編版で全4巻。
世界ラリー選手権(WRC)を題材にした作品。
日本ではあまりなじみが無いが、個人的にはWRCのファンである。
作品中には、かつてサファリラリーで活躍したスープラ(MA70)も出てきて、
大変お気に入り。
難を言えば車の裏側か。手元に資料が無かったのかもしれないが、
転倒してひっくり返った車の下面がおもちゃみたいに描かれているのは
ちょっと頂けない。アンダーパネルにしても、もう少し複雑なはず。
もっと調査勉強するべし。
整備のため何度も車の下に潜ったことのある身としては、
ここだけがどうしても許せない点。
作品の結末はハッピーエンドであり、まとめ方もまあまあ。
及第点といったところ。ラリーを知りたい人は読んでみるのも一考かと。
細かいレギュレーションなどは現在と異なるが、概要はつかめるはず。
砂の薔薇 A
中期頃から比較的最近までの作品。全15巻。
対テロ作戦の民間機関CATに所属し、
日本人の隊長が率いる女性ばかりのチームの話。戦闘アクション。
話的には大変面白いのだが、最近の漫画にありがちな、
OVAとのタイアップで、OVAにしかないストーリーがあるのは頂けない。
私は基本的に漫画しか読まないので、こういったやり方は大変気に入らない。
ぶつぶつ・・・。比較的連載期間が長かったためか、
1巻と最終巻頃とで画風がかなり変化しているのも気になるところ。
ちなみにストーリーは意外とハッピーエンドが多い。
安易に戦闘物にありがちなデッドエンドにしないところが好感が持てる。
それだけ新谷かおるの創作力が優れてきたと言うことか
(←生意気な批評^^;)。
そういえば、10数巻以降で、
サブキャラがしばしば非常に個性的な画風で描かれているが、
これは明らかに他人(アシスタント?)が描いている。
以前ある週刊誌で、この人の4コマギャグ漫画を見たことがあるので、確信。
ストーリーがいいからまあ許せるけど、
できればここまで画風の異なるコマを混ぜてほしくないなあ、と思う。
ある意味、新谷かおるのサボりのようにも思える。
なお、この作品で出てくるメインキャラクターのルーツは、
「バランサー」の最後に出てきた「くノ一」集団にあると思う。
誰も指摘していないようだけど。
バランサー B
中期頃の作品。再編版で全1巻。ただしかなり分厚く2冊分はある。
現代に残り、世界的に活躍する忍者の話・・・らしいが。
前半と後半で話の進め方ががらっと変わる。前半は戦闘作戦の一話完結型。
後半は行方不明となった主人公を探す弟と祖母、
秘書などを中心とした連続話。主人公が入れ替わっている。
このような途中で単発から連続に変わる構成は
「エリア88」と同じであり、一般的にしばしば見られる傾向だと思う。
しかし、この作品の場合は前後に一貫性が感じられず、
違う話を無理やりつなげた感が強い。
ややいいかげんだなあと思うが、
連載中に編集サイドから変更の注文が来たのかもしれない。
前半はデッドエンドあり。
後半の連続話の部分はハッピーエンドでまとめている。
この終わり方は、やや尾を引くものの、まあまあ。
ALICE12 A
中期以降の作品。全1巻。
貨物輸送用ジャンボジェット乗りの話。
機長以下、3人の乗組員はかなり個性的で、「砂の薔薇」にも
男性チームの隊長、副長、新米として出てきていたりする。
以前、普通の単行本サイズで出版された(弟が購入)が、
その後書き足されてA5版で出版されたので自分も購入。
しかし、以前の版を購入した人には激怒もんだなこりゃ。
内容的にはなかなか面白い。
しかし、書き足された部分は画風が変わっているうえ、
伝説の怪物の話では理論的にめちゃくちゃ、
終わり方も何がなんだか良く分からない。どうしたのでしょう?
最後の話は結構面白くてお気に入り。おとぼけ機長の活躍が光る。
「砂の薔薇」でメインで出てくるキャラクターも出演。
ちなみにここでも件のアシスタント?がエキストラキャラを描いている。
また、よく見れば、前半の部分でも、
中期頃の他の作品にもよく出てくる画風のアシスタント描画キャラがある。
いかにも少女漫画的な画風ですぐに分かるのだが、
この人は今どうしているのだろう?独立したんだろうか?
高田裕三 (TAKADA YUZO)
比較的メジャー系の漫画家。「3X3EYES」が非常に有名だが、
それ以外にも佳作を結構出している(と思う)。
ただし、「3X3EYES」で作者自身が告白するように、
高メジャー化して多大な期待をかけられると弱いらしい。
よって未だに準メジャーなのかも。
好きな漫画家ではあるが、この人の漫画全てが良いわけではないので、
新作を見つけても良く吟味してからでないと、購入は難しいか。
幻蔵人形鬼話 A
全5巻。「げんぞうひとがたきわ」と読むらしい。
戦国時代末期、秀吉台頭の時代が舞台らしいが、
それほど史実に正確なわけではない。
主人公は生きた人間そっくりの人形を作成・操作することができ、
様々な事件を解決してゆく。その周辺の人々との物語。
題材としてはおもしろいが、いかにも話が作りにくそうな感じではある。
何とか5巻までこぎ着けたが、ここらで一休みらしい。
続編は出るだろうか?。出れば是非買いたいが。
夏目時行 (NATSUME TOKIYUKI)
ややマイナーなマンガ家だと思う。単行本もあまりないようだが、
その独特の絵はしばしば見かけるような気がする。
コミックノーラで連載されていた「リリス」が、初めて読んだ作品。
しかし絵的にはやや未熟で、準プロのような感じがする。
ストーリーはまあまあ面白いのだが、一級とまではいえない。
現在どんな漫画を書いてるのか、
そもそもまだ漫画家をやっているのかさえ知らない。
マッドクイーン麗華 B
全2巻。他人をいじめるのが大好きな、
性格の破綻した女子プロレスラーが主人公(ヒロイン)。
ヒロインの後を追うため、女装して女子プロに入団したBFが面白い。
こっちが主人公かも。
設定自体は面白いが、マンネリ化しやすい題材らしく、
2巻でねた切れか?
藤島康介 (HUJISHIMA KOSUKE)
すでにメジャーな漫画家。
「逮捕しちゃうぞ」と「ああっ女神さまっ」で、既にご存じの方も多いはず。
基本的におもしろい漫画を書いていたのだが、
メジャー化してからはだいぶマンネリ傾向。
近年はだらーっとした創作が続いている。
現状では、たとえ新作出ても購入するかは相当怪しい。
ああっ女神さまっ B-
現在28巻まで。平凡なさえない大学生の元に女神さまがやってきた・・・
まあ、ある意味ベタなストーリーですね。
当初は展開も設定も非常におもしろくて、評価もAを出せたんですが、
今はBからCに近づきあるといった状態。自分も惰性で購入しています。
何度かアニメ化が行われています。OVA全5巻はまあまあの出来。
WOWOWで放送していた短編は見ていないので不明。
劇場版は比較的良くできていたと思います。今度はTVか?
ちなみに連載が長すぎて、絵は連載開始時よりかなり変化しています。
それも一方向にではなく、ふらふらとあっち行ったりこっち行ったり。
ほんとに同一人物が描いているんですよね?
まあ、有名な作品なんで、一度手にとって読んでみてもよろしいかと。
ただし、初期の面白さがずっと続くと思ったらそれは違います。
細野不二彦 (HOSONO HUJIHIKO)
比較的メジャーな漫画家でしょう。かなり前から活躍していて、
下記「ギャラリーフェイク」のようなまじめなものから、
私の知る限り「さすがの猿飛」など、お子様向けやギャグも可。
芸風は多彩です。才能あると思います。ただし、多彩すぎて、
この人の漫画全てが私の趣味に合うわけではないようです。
ギャラリーフェイク A
現在30巻まで。贋作を扱う「ギャラリーフェイク」のオーナーが主人公。
美術界の裏表を描き、時には海外への買い出しで冒険活劇。
いいですね。非常に面白いです。
しかも毎回違った題材で、よくネタが尽きないもんだと感心します。
マンネリとは無縁の創作力に感服。だてに長年やっていませんね。
政一九 (MASA ITSUKU)
おそらくまだ新人な漫画家。私の知っている作品は下記の一点のみ。
画風はほぼ固まっている、というか、藤島氏の絵をまねているようなので、
正確な評価は難しい。下記は原作付きなので、作話力については未知数。
ただ、天下の講談社で有名な原作者付きとなると、
新人の成長環境としてはある意味最悪なのでは。
まあ、無理しない程度にがんばってもらうしか・・・
サクラ大戦 A-
現在3巻まで。架空の大正時代。首都防衛の特殊部隊・花組
(隊員は全て女の子)に、新しい隊長として配属された海軍少尉の物語。
元は家庭用TVゲーム機のアドベンチャーゲームから始まり、
OVA、TV、劇場用とアニメ化され、今年も新作ゲームが発表される
未だ現役のヒット作。CDなど関連商品も多種多様に販売されていたが、
漫画化は初めて。ファン待望の作品といえる。
ヒットシリーズとはいえ、恋愛ゲームをベースとした
イロモノジャンルであるため、未だ激しく賛否両論あるのも事実。
自分としては、恋愛部分はさておいて、秀逸なギャグとラブコメ、
効果的に簡略化された(贅肉を落とした)戦闘パートを高く評価したい。
(簡略化された戦術シミュレーションゲームの面白さとしては、
Vangate Master に通じるものがある。)
コミックは、原作者がサクラ大戦の生みの親といわれる
広井王子氏であるため、非常に期待されている。
ただ、元ゲームのキャラクターデザインが藤島康介氏であるのだがら、
本来漫画も藤島氏が描くのが筋だと思うのだが、当の藤島氏の画風が
ゲーム設定時とだいぶ変化してしまっているので、善し悪しかも。
ここで新人を起用したのは一つの手だろうが、
商業第一主義の講談社と大物原作者の間に挟まれては、
もし芸術家肌の作画者だとしたらかなりつらいだろう。
また、原作者のペースなのか、
創作速度が非常に遅いのも気になるところ。
元ネタがあるのでゴールは見えているのだが、
そこまでたどり着けるのか、疑問ではある。
みず谷なおき (MIZUTANI NAOKI)
比較的中堅のマンガ家だと思う。個人的には好みの作家だったのだが・・・
平成11年初頭、突然お亡くなりになられた。
新作など大量に準備中だったと聞き、大変残念。
作品は雑誌などであれこれ見かけていて、比較的好感を持っていたが、
あまり単行本を買うことはなく、
事前に買っていたのは「バーバリアンズ」のみだった。
(現在は「Halloアンクル」なども所有)
かつて少年サンデー(だったと思う)に連載されていた
「ジェミニストリート」などもお気に入りなのだが、
単行本化される予定はないらしい。
本屋に寄るたびに気にかけていた時期もあっただけに、
これも非常に残念。
バーバリアンズ A
全2巻。いわゆるファンタジー系。滅法強い冒険者の主人公と、
その周辺の人々のドタバタギャグコメディ。
1巻づつ一つの物語になっている。
初巻の話は、途中でしばらく中断していたため、
前半と後半でキャラの描き方が異なっているのがよく分かる。
前半は5〜7頭身だが、後半は3〜4頭身ぐらいになった。
どっちかというと前半の描き方のほうが好みだが。
第2巻はすべて書き下ろしで、一気に書いただけあって画風の乱れも無く、
ストーリーもよくまとまっていて秀逸。はやく第3巻がでないかなー、
などと思っていたところで訃報を知った。合掌。
安彦良和 (YASUHIKO YOSHIKAZU)
漫画家というより、アニメ作家、デザイナーかもしれません。
ガンダムといえば、富野氏に並んでこの人の名前が出てくるでしょう。
有名というか、ガンダム世代には基本ですね。
漫画では結構面白いものをいろいろと描いていて、
自分もいくつか持っています。今後も全てではないが、
積極的に購入していきたいです。
ちなみに画風に特徴があり、
どの作品(漫画に限らず)を見ても、一目でこの人の絵だとわかります。
それでいて奇をてらったわけではなく、
一つはペン絵と筆絵の違い(通常の漫画家はペン絵)、
一つは人物の表情の描き方にあるのでしょう。
機動戦士ガンダム THE OROGIN A
現在6巻まで。ストーリーは言うまでもなく初代ガンダム。
それも完全になぞるのではなく、細部に現実的なアレンジがなされています。
ガンダム世代としては当時を思い返す意味でも、
またアニメでは不自然だった部分を解明する意味でも、
非常に重要な作品だと思います。
その一方で、ガンダム世代ではない人にはどうかというと、
評価は難しいところですね。
面白いはずですが、Aとまではいかず、Bかもしれません。
まあ一度読んでみて頂ければありがたいです。
ゆうきまさみ (YUUKI MASAMI)
有名な漫画家です。メジャーでしょう。
特に「パトレイバー」でTVや映画に進出してからは、第一線ですね。
自分は「究極超人あ〜る」からのファンですが、究極〜を含め、
全てを所有しているわけではありません。
この人の描くSF的(あくまで「的」ですが)な作品が、
特に自分の嗜好に合うようです。
上述、新谷かおるの弟子であったらしいことが、
どれかの単行本の巻末に載っていましたが、詳細失念。
鉄腕バーディー A
現在6巻まで。テロリストを追って地球にきた連邦捜査官(宇宙人)が、
その活動のさなか誤って地球人の少年を死亡させる。
やむなく自分の体を使って少年を助けることに。
以前雑誌連載され、途中まで公開された後、中断。今回しきり直しです。
だいたい5巻まで(第一部らしい)が前回とほぼ同じ展開。
これ以降がほぼ完全な新作になるようです。
6巻で出てきた連邦政府内の話は非常におもしろい。
設定も凝っていて、かなり風呂敷を広げているのだが、
実際のところ、著者がこれを生かし切れるかどうか、ちょっと心配。
(士郎正宗とか永野護とかなら何の不安もないのだが・・・)
ちなみに左の5巻の表紙は、4巻までと雰囲気がガラット違うので
(人物も違うが)、本屋で見つけるのに時間がかかりました(^^;)。
また、4巻末のおまけ漫画は非常に受けました。
自分はちょうど、元ネタのアニメをほとんど見なかったにもかかわらず、
そのオープニングはかすかに記憶していたので、クリティカルヒットでした。
他に受けた人はどれくらいいたんだろうか?
弓月光 (YUDUKI HIKARU)
超メジャーと言って良い漫画家。結構な作品数があります。
しかし、どうも理論的におかしい絵や話が多いような気がします。
理系としては大変気になります。いや、面白いんですけどね。
既に大御所化していて、創作速度も遅くなっているようです。
甘い生活 A
現在26巻まで。
さわっただけで女性に強烈な快感を与えてしまう青年が主人公。
しかも見ただけで3サイズがわかり、女性用下着を作っては
また女性に快感を与えるという。それでいて本人全く女性に興味なし。
下着メーカのアルバイトだったが、
会長に見いだされて一気にトップデザイナーへ?
非常に面白い。面白いんだが、理論的におかしいことも多い。
例えば1巻目、会長と初めて会った階段だが、
コマごとに右回りと左回りが切り替わる。まあ単なる背景なんで、
気にしなければそれまでですが。また構図がおかしかったり、
頭身がしょっちゅう変わることも気になると言えば気になります。
左の最新刊では、カーボンナノチューブが出てきますが、
数ミクロンの直径にしても、
粘液質のものを毛細管現象で短時間に運ぶのは困難でしょう。
また、前巻では光硬化性樹脂が出てきますが、
実際はあんな風に光を当てるわけではありません。
最新技術を紹介してくれるのは良いんですが、
間違った情報を見せては各方面に迷惑でしょう。
もっと勉強して欲しいものですが、大御所には無理か。
登場人物の顔をしっかり描き分けているのはさすが。老若男女すべて。
下手な人だと髪型以外はみんな同じに見えたりするので。
アニメーション
ここでは、日本のアニメーションについて、考察を加えてみます。
アニメ100選から
ここでは、かつて毎日新聞のホームページで意見を募集されていた「アニメ100選」について、個人的なコメントを付けてみました。
「70年代前半以前」
この時期は、私がまだ産まれていないか、あるいは物心付くか付かないか以前であるため、記憶にあるのは特番で紹介されたものや、再放送されたもの、長年たってリメイクされたものなどばかりです。記憶があいまいなので、どれがどれだかわかりませんが、見た作品はいずれもカラーだったことは断言できます。
実は毎日新聞のホームページから持ってくるときに、以下の括弧(かっこ)内の年が、本放送の年だったかどうか、よく読んでいませんでした。もしかしたら原作の発表念かもしれません。もし本放送の年だとすれば、私が見たのはよくて再放送、多くはリメイクだったのではないかと思います。
1:鉄腕アトム(1963)
残念ながら未だまともに見たことがないです。まあ私が産まれる前の放送なので当然と言えば当然。特番とかで、チラッと見たことぐらいしかありません。ただ、手塚先生が築いた日本アニメの始祖的存在として、ぜひ推挙したい作品です。
2:鉄人28号(1963)
こちらもまともに見たことがありません。チラッとだけなら何度かあるのですが。それにしても、レバー二本でどうやってあそこまで複雑な動きを制御できるのでしょう。日本アニメ界の七不思議の一つですかね。
3:エイトマン(1963)
実は全く見たことがありません。内容もほとんど知りません。でもかなり有名な作品であることは知っており、また、原作者がかなり不幸な生涯だった事などを聞いたことがあります。
4:スーパージェッター(1965)
これも見たこともないし、内容も知りません。「エイトマン」よりもっと知らないです。知ってるのはタイトルだけ。
5:宇宙少年ソラン(1965)
これもわかりません。上2作品と同様に知らないです。
6:オバケのQ太郎(1965)
カラーで見たことがあるような気がしますが、よく覚えていません。見たとしても間違いなく再放送です。ただ、内容は漫画とかで少しだけ知っています。
7:ジャングル大帝(1965)
まともに見たことがありません。特番やカラー版でちょっと見かけたぐらいです。内容もよくはわかりません。
8:おそ松くん(1966)
「シェー」で有名なことは知っているのですが、内容はほとんどわかりません。オリジナル版、最近のリメイク版、共、まだ見たことはありません。
9:ハリスの旋風(1966)
うーむ、全く知りません。このタイトルすら初耳です。
10:魔法使いサリー(1966)
真面目に見ていたわけではないですが、カラーで何度か見かけたことがありますし、特番とかでもよく見かけます。非常に有名な作品ですね。主題歌もちょっとだけ知っていますし。
11:黄金バット(1967)
これは特番などで見かけただけです。そのときタイトルも初めて知りました。ゆえに内容は一切わかりません。
12:マッハGoGoGo(1967)
これも有名ですね。ゆえに放送を見たことは全くないのですが、特番などから得た知識で、主題歌と、ちょっとした概要だけは知っています。
13:パーマン(1967)
カラーのアニメを結構見ていました。リメイクかな。そのときの主題歌もよく知っています。しかし、原作の漫画はほとんど知りません。
14:リボンの騎士(1967)
これも有名ですが、特番とかで得た知識以上は知りません。原作も読んだことはありません。
15:ゲゲゲの鬼太郎(1968)
カラーアニメをちょっとだけ見ていました。でも漫画の方はほとんど見ていません。
16:巨人の星(1968)
カラーアニメをしばしば見かけました。主題歌も知っています。ただし内容全部は知りません。とても有名なアニメです。でも原作は全く知りません。
17:サイボーグ009(1968)
カラー版を見たことがあるかもしれません。原作もどっかで見かけたような気がします。でも詳しい内容は知りません。
18:サスケ(1968)
うーむ、名前はどっかで聞いたことがあるような気がするんですが・・・わかりません。
19:妖怪人間ベム(1968)
カラーで再放送を数回見かけたことがありますが、全体の内容はあまり知りません。原作は全く知りません。
20:ひみつのアッコちゃん(1969)
これも有名ですね。見かけたことはあります。主題歌もちょっとだけ知っています。でもそれだけ。原作も知りません。
21:カムイ外伝(1969)
タイトルしか知りません。原作も同様知りません。
22:タイガーマスク(1969)
実在のレスラーがいたことを知っているぐらいで、アニメも漫画も全く分かりません。特番とかで見かけたことはあったかもしれませんが。
23:サザエさん(1969)
70年代後半ごろからよく見ていました。最近まで続いた(今でも続いてる?)長寿番組ですし。比較的よく知っている方だと思います。数年前からカツオの声が富永みーなに変わったそうですが、かなり違和感ありそうです。
24:ムーミン(1969)
カラーアニメでよく見ていました。欠かさずではないですが、まあ放送されたうちの半分ぐらいは見ていたのではないでしょうか。主題歌もよく覚えていますし。好きなキャラはニョロニョロとか?
25:アタックNo.1(1969)
一般には有名ですが、自分は数話見たことがあるだけだったと思います。全体的な話の流れもわかりませんし。
26:あしたのジョー(1970)
これはかなり見ていました。リメイクか再放送、それも途中からだったと思いますが、ほぼ毎週みており、最終回も記憶しています。主題歌もよく覚えています。テープレコーダーに録音した記憶もあります。私の少年期の精神教育に多大な影響を及ぼした作品です。とても有名な作品ですが、残念ながら原作はまだほとんど読んだことがありません。
27:みなしごハッチ(1970)
すこしだけ見ていた記憶がありますが、内容はあまり知りません。主題歌もなんとなく記憶している程度です。
28:赤き血のイレブン(1970)
しりません。タイトルからしてわかりません。こんなアニメがあったのか・・・。おそらくサッカーものだと思いますけど。
29:いじわるばあさん(1970)
しりません。原作をどこかで見かけた記憶がある程度です。後の実写版を見たことがあるかも。
30:天才バカボン(1971)
かかさずではないですが、よく見ていました。「西から上った・・・」の主題歌は有名ですね。「おーでかーけでーすかー、れーれれーのれー。」もよく覚えています。
31:ルパン三世(1971)
たぶん再放送だと思いますが、これはとてもよく見ていました。シリーズは3種類ぐらい合ったかと思いますが、最初のシリーズは多分見逃し、2シリーズ目の途中と、3シリーズ目のほとんどを見たんじゃないかと思います。シリーズはエンディングテーマの違いで判別できると思いますが、歌詞も覚えていることから、再放送で少しだけ第1シリーズを見たかもしれません。この作品に影響を受け、ワルサーP38好きになってしまいました。現在TVアニメはありませんが、劇場版はちらほら作成されているようです。しかしやはりルパンの声は山田さんでないと・・・
32:月光仮面(1972)
有名なので名前は知っていますが、放送を見たことはありません。原作も知りません。
33:海のトリトン(1972)
これも有名なようですが、原作共々見たことがないです。
34:赤胴鈴之介(1972)
有名なので、タイトルだけは知っていますが、それだけ。
35:デビルマン(1972)
数回見たことがあったと記憶しています。主題歌もすこし知っていますし。
36:科学忍者隊ガッチャマン(1972)
放送分の2割ぐらいは見たかもしれません。主題歌が有名ですね。替え歌もはやりました。
37:ど根性ガエル(1972)
結構見ていたと思います。放送分の半分ぐらいでしょうか?。最初から最後まで見ていたわけではなく、途中をちょくちょく見ていたと思います。主題歌も覚えています。
38:マジンガーZ(1972)
何回か見たような記憶があります。主題歌も覚えています。この世で初めてロケットパンチを繰り出したロボットらしいです。主人公の搭乗する飛行機が、大型のロボットに合体し、そのまま操縦席になると言うアイデアは、後の「ガンダム」などにも通じる部分があるような気がしますね。
39:バビル2世(1973)
何回か見たかもしれませんが、記憶はほとんどありません。主題歌はやや覚えているのですが。
40:山ねずみロッキーチャック(1973)
ううーむ、全く知りません。もしかしたら見ていたかもしれませんが、タイトルと記憶が一致しません。
41:ドラえもん(1973)
とてもよく見ていました。原作もかなり熱中して読んでいて、私が近視になった原因の一つです。この作品にも影響を受け、いつかドラえもんのポケットの中の道具のような機能を実現する機械を作りたいと思うようになり、これがのち、工学部に進学するきっかけになったような・・・。原作者は既に他界されていますが、今でもアニメは作られているんでしょうか?
42:ミクロイドS(1973)
タイトルしか知りません。キャラクターの絵も、内容も、全くわかりません。
43:新造人間キャシャーン(1973)
これもほとんど知りません。キャラクターの絵だけはどこか(雑誌とか)で見たような記憶があります。
44:エースをねらえ!(1973)
これもあまり知りませんが、ちょっとは見たかもしれません。しかし印象が「アタックNo.1」とダブっています。
45:侍ジャイアンツ(1973)
わかりません。タイトルも今まで知りませんでした。
46:キューティーハニー(1973)
絵や名前は知っていますが、原作共々内容はわかりません。最近また復活したらしいですが、それすら知りません。興味なし。
47:アルプスの少女ハイジ(1974)
主に再放送で見ていました。60%ぐらいかな。主題歌も覚えています。ただ、最初と最後の話を見た記憶はありませんので、多分つまみ食いでしょう。
48:小さなバイキングビッケ(1974)
少しだけ見ていました。30%ぐらいか?自身が幼すぎて、記憶がかなり薄いです。主人公がバイキングの少年だった事ぐらいしか覚えていません。主題歌も忘れました。
49:ゲッターロボ(1974)
あまり見ていませんが、「マジンガーZ」よりは見ていたんじゃないでしょうか。ただし、主題歌は覚えていません。「マジンガーZ」の方が有名で、その後何度も再放送されたり、特番で取り扱われたりしたためかもしれません。
50:はじめ人間ギャートルズ(1974)
これはかなり見ていました。記憶もよく残っているので、見たのは多分再放送でしょう。主題歌も前後とも覚えていますし、テープレコーダーに録音した記憶があります。特にエンディングの「なんにもない・・・」の歌が好きです。
51:宇宙戦艦ヤマト(1974)
とても有名なアニメです。良きにしろ悪しきにしろ、日本の代表的なアニメと言って過言ないでしょう。私は比較的見ていたほうだと思いますが、恐らく再放送分であり、また最初から最後までではなく、途中の部分しか記憶がないです。劇場用はTVで放送されたのを見たことがあると思います。主題歌はあまりにも有名で、私の記憶も鮮明です。しかしやっぱりお涙ちょうだい路線は苦手です。
52:カリメロ(1974)
歌は少し覚えています。でも内容をすっかりロスト。うーむ、どんな話しだったっけ?
「70年代後半」
この年代は、私が物心付き始めた直後のため、記憶もかなりあいまいです。このころ本放送されていたもので、私の記憶にあるものは、ほとんどが数年後の再放送を見たときのものでしょう。
53:フランダースの犬(1975)
見たことがあったと思います。しかし例によって第1回は見たことがないです。最終話は見たかもしれませんが、どこかの特番の記憶かもしれません。主題歌もやや覚えています。
54:まんが日本昔ばなし(1975)
これは非常によく見ていました。今でもやってる?主題歌もしっかり覚えています。この作品にも私の初期教育上で多大な影響を受けました。
55:勇者ライディーン(1975)
なんとなく見たことがあるような記憶があります。主人公がライディーンのひたいから中に潜りこみ、操縦すると言う点は覚えています。しかし内容はほとんど知りません。歌もちょっとしか覚えていませんし。
56:タイムボカン(1975)
これまたよく見ました。多分再放送だったと思いますが。歌もよく覚えていますし、テープレコーダーに録音した記憶があります。また、これに続く「タイムボカンシリーズ」は、本放送からずいぶん長く見ていました。「ヤッターマン」「ヤットデタマンなど、おそらく4〜5作目まではフォローしていたと思うのですが、その後マンネリを感じて見なくなったような気がします。
57:一休さん(1975)
これも再放送だったと思いますが、よく見ました。そして考え方の上で大きな影響を受けました。私が人と変わった考え方をする(尊ぶ)ようになったのは、この作品の影響かもしれません。
58:母をたずねて三千里(1976)
しばしば見ていたと思いますが、年齢の低さゆえ、各話の繋がりが記憶されていません。最終話も本放送を見たのか特番を見たのか、定かではないです。でも歌は、特に終わりの方を覚えていますし、テープレコーダ−でも録っています。
59:キャンディ・キャンディ(1976)
数回見たかもしれませんが、なにぶん少女向けなので、「アタックNo.1」や「エースをねらえ」と同様、ほとんど記憶にないです。ただ、主題歌だけはやや記憶にあるのは、特番などでよく扱われるからかもしれません。
60:ドカベン(1976)
うーむ、困った。記憶が混乱しています。実家に原作漫画の第1巻だけあるので、そっちと混ざってしまってますが、たぶんちょっとだけ見たことがあったと思います。主題歌も若干覚えているし。
61:ヤッターマン(1977)
「タイムボカン」のところでも述べましたが、これは結構見ていました。多分本放送です。歌も録音しています。
62:あらいぐまラスカル(1977)
タイトルは知っていましたが、ほとんど見た記憶がありません。内容もわかりません。
63:家なき子(1977)
これもタイトルは知っていたのですが、ちゃんと見た記憶はないです。
64:未来少年コナン(1978)
悔しいですが、これもほとんど見たことがありません。何年も後になって、アニメ誌とかで、その内容を知って、ぜひ見てみたかったと後悔した記憶があります。しかし、当時の年齢では、物語をよく理解できなかったかもしれません。その当時再放送がなかったのが悔やまれます。しかし現在、LDで全話セットを入手できています。ただ見る時間がありません・・・
65:銀河鉄道999(1978)
これは結構見ていたと思います。歌も録音し、よく記憶しています。原作漫画も初番を十数冊持っています←中間と最終巻が抜けていて、大変残念。私が松本零士に注目したきっかけの作品。ヤマトは興味沸かなかったし。
66:機動戦士ガンダム(1979)
とてもよく見ました。ただし再放送です。本放送当時は年齢が低すぎて、とても内容を楽しむことはできなかったでしょう。実際、母親によると、一応本放送を眺めてはいたそうですが、すぐに飽きて他の番組を見ていたらしいです。超有名作品ゆえ、何度も再放送されましたが、そのたびに見ていました。私の少年期から思春期に駆けての精神面で大きな影響を受けた作品の一つです。
67:ベルサイユのばら(1979)
有名な作品ですが、やはり少女向けなので、ほとんど見た記憶がないです。歌もよく知りません。
「80年代前半」
この年代は、私が物心ついてからかなり成長したこともあり、記憶もしっかりしてきています。定期的にTVの前に座り、本放送をしっかり見るようになったのもこの頃からです。
68:ニルスのふしぎな旅(1980)
結構見ていました。おそらくNHKアニメの中で、一番まともに見た作品じゃないかと思います。年齢的にもアニメを解するのに適切な時期でしたので、記憶もだいぶ鮮明です。逆に「ナディア」とかはぜんぜん見ていません。
69:おじゃまんが山田くん(1980)
見た記憶があります。でも内容はほとんど忘れました。まあ、ほとんど1話完結のギャグなので、印象が薄かったのかもしれません。でも主題歌はちょっと記憶しています。近年朝日新聞に4コマが載ってて懐かしかったり。
70:Dr.スランプ アラレちゃん(1981)
結構見ていました。くだらん、下劣と言わてましたが、自分は長い間見ていた記憶があります。この作品をきっかけに、鳥山明に注目したのですが、その後の作品が頂けなかったので、ファンになるまでは行きませんでした。
71:じゃりン子チエ(1981)
アニメ誌とかで、タイトル、絵、若干の内容は知っていましたが、放送を見たことは一度もありません。仙台じゃ放送していなかったのかなぁ?。まあどうしても見たいというほどじゃありませんが。
72:忍者ハットリくん(1981)
これもかなり見ていました。多分本放送です。歌もよく覚えています。
73:うる星やつら(1981)
これはほとんど見たことがありません。この作品の対象年齢が上なのか、単に私が幼かっただけなのか・・・。有名な作品なんですけどね。しかし、私が高橋留美子のファンになるのは、人魚の森が発表されるまで待たねばなりませんでした(TVアニメじゃありませんが〉。それ以前の作品(「めぞん一刻」「らんま1/2」など)は、私の気を引くことがなかったのです。(らんまは後、中古漫画を購入してますが。)
74:パタリロ!(1982)
ちょっとだけ見た記憶がありますが、その強烈などたばたナンセンスギャグの連発に付いてゆけず、やがて見なくなりました。こんなのが少女誌に載っていたなんて意外ですね。しかし、パタリロ足など、漫画の手法としては、かなりの影響を残した作品と思います。
75:みゆき(1983)
ほとんど見ていません。あだち充の作品は、世間では人気のようですが、私にはあまり魅力的に思えません。ゆえに漫画、アニメとも、内容は一応おおまかに把握していましたが、ほとんど見ることはありませんでした。
76:キン肉マン(1983)
比較的見ていた方だと思います。漫画も数冊持っていましたし、友達のうちかどこかで結構読みこんだりしていました。しかし、やがてマンネリを感じて離れていきました。近年、作者は「キン肉マン2世」とかを描いたようですが、未チェックです。
77:キャッツ・アイ(1983)
すこしだけ見た記憶があります。歌をちょっとだけ覚えていますし。しかしあまり面白く感じませんでしたので、原作共々ほとんど読んでいません。私が北条司に注目するには、「シティーハンター」まで待たねばなりませんでした。
78:キャプテン翼(1983)
漫画共々、非常に有名な作品ですが、私はほとんど見ていません。基本的にスポーツものに興味がなかったからだと思います。
79:ガラスの仮面(1984)
なんだっけ?なんとなくタイトルに見覚えがあるのだけれど・・・少女向け?。わかりません。
80:北斗の拳(1984)
これも非常に有名な作品ですが、ちらっとしか見たことがありません。だいぶ後になって、原作漫画を愛蔵版で読破したことがあります。で、感想は、「一度読めばもういいや。」・・・。週刊誌にありがちなストーリー展開なので、やむを得ないところでしょう。
81:名探偵ホームズ(1984)
確か登場人物が犬を人間化したものだったと思いますが、それで間違いなければ、比較的よく見ていました。「ハドソン婦人が若すぎ」と、本家ホームズファンの母が指摘していたのを記憶しています。
「80年代後半」
今だアニメを好んで見ていましたが、気付かぬうちに徐々に冷め始めていたのかもしれません。次第に見る番組も減っていったように記憶しています。またこの頃から、アニメの主題歌を、これまでの専門歌手から、一般の歌手や、駆け出しの新人歌手が歌うことが多くなってきたように感じます。なんだかアニメソングの質が落ちていくようで、残念に感じたのを記憶しています。
82:ダーティペア(1985)
比較的よく見ていました。十年近く過ぎてから原作が小説だった事を知り、驚いたことを覚えています。基本的にこういう「SFアクション+若干のどたばたギャグ」が好きです。なお、アメリカで漫画化されていたことがあったそうですが、漫画好きの私としては、ぜひ日本で漫画化されて欲しかったです。でも、あのアクションは、漫画にするには難しすぎるかな。
83:タッチ(1985)
「みゆき」と同じ理由で、ほとんど見ていません。しかしあだち充はそんなに野球漫画が好きなのでしょうか。なんかそればかり描いているような気がしますが。
84:DRAGON BALL(1985)
ちょっとだけ見ていたこともありますが、漫画の方が既にマンネリ化していたので、アニメは惨澹たるもの。うーむ、やはり週刊誌漫画とアニメの同時進行はほとんど不可ですね。漫画は1話読むのに30分もかからないし。
85:めぞん一刻(1986)
これもあまり見ていません。原作も連載中をちょっと読んだくらいで、まともに読んだことはないです。
86:CITY HUNTER(1987)
アニメはあまり見ていません。TMネットワークが歌う主題歌は結構好きでしたが。原作は単行本を全巻買い揃えて読みました。後半はやはりマンネリ化していましたが・・・。
アニメが追い付く前に終了し、漫画がしばらく描き貯められてからアニメを再開すると言う手法は、たぶんこの作品が最初だったのではないでしょうか。あまり誉められた方法ではないですが、人気漫画をいち早くTVアニメ化するには、これしか方法がないでしょう。あるいはWOWOWで放送されている、オムニバス形式のように、毎週の放送時間を短縮する方法も考えられます(1話10分ぐらい)。
87:アニメ三銃士(1987)
見たことがあるような気がしますが、ほとんど記憶にありません。
88:それいけ!アンパンマン(1988)
さすがにこの年になると、ここまで幼児向けのアニメを見るのには抵抗があります。というか面白くない。ゆえに、チャンネルを回してたまたまひっかかった時以外に、見たことがないです。しかし頭(あんパンですが)を新しいのに交換したり、食べさせたりという間隔には、ちょっとというかかなり違和感を感じますね。
89:機動警察パトレイバー(1989)
私は「究極超人あーる」以来のゆうきまさみファンなので、この作品はまず漫画から入っていきました。ゆえにアニメはあまり見ていません。レンタルビデオで幾つか見ましたが、OVAはともかく、TV版は見るに耐えられません。目が肥えてきたってこともあるのでしょうが、何だか悲しいです。
なお、劇場版はまあまあの出来ですが、監督がちょっと・・・。もともとそんなに暗い話しじゃないのに、どうしてあの監督はどろどろぐちゃぐちゃの暗黒系にしてしまうのでしょう。特に2作目が酷い。リアリズムを求めるなら、CGと実写の合成ででもやればいいと思うのですが。アニメであそこまでやる必要があるのでしょうか。話しのテンポも間伸びしていて見ててつらいです。実は3作目もあるらしいですが、暗さはさらに悪化しているらしく、とても見る気が起きません。
90:笑ゥせぇるすまん(1989)
やはりほとんど見たことがないです。自分の趣味とも違う話しですし。
「90年代以降」
ほとんどアニメを見なくなります。理由の一つは、世のアニメが稚拙に思えてきたからですが、それは自分が年取ったからでしょう。また、自分の好みの作品だけしか見ないようになったのも、一因でしょう。
91:ちびまる子ちゃん(1990)
92:クレヨンしんちゃん(1992)
この現代っ子が主役の有名2作は、ほとんど見ていません。巷では結構な人気のようですが、こういう系統も私の趣味と違うようです。
93:美少女戦士セーラームーン(1992)
見てません。大人の男が見るものではないでしょう。恥ずかしいと言うか、そもそも興味がないです。
94:幽★遊★白書(1992)
これも見ないですねぇ。原作もすこししか見たことがないです。余談ですが、原作の方は、作者と編集部とで衝突があったようで、突然終了しています。こういうのは読者をバカにしているとしか思えず、作者側、編集部側、双方非難されるべきものでしょう。
95:忍たま乱太郎(1993)
この作品、全く知らないです。内容も作者も。うーむ。
96:SLAM DUNK(1993)
漫画は連載中のをちょっと見たことがありますが、アニメは全く見ていません。
97:しましまとらのしまじろう(1993)
知らないです・・・
98:名探偵コナン(1996)
漫画はごくたまに連載されているのを読みますが、アニメは見たことがないです。劇場版も作成されたりとか、結構有名なんですがね。余談ですが、ネットで未来少年コナンを検索しようと「コナン」をキーワードにすると、こちらばかりヒットするのが邪魔です(笑)。
99:金田一少年の事件簿(1997)
同上。見たことないです。連載をちょっと見かけたぐらい。
100:ポケットモンスター(1997)
すげー有名で、もはや国民的アニメらしいですが、まず見ないです。たまにチャンネルを回していて見かける程度。内容はなんとなく掴めますが・・・。
余談ですが、かつてアメリカの学会に参加したとき、早朝、ポケモンが英語に吹き変えられて放送されているのを見かけました。うーむ、違和感バリバリ。しかもおにぎりをドーナッツと訳しているし。あれはどう見てもドーナッツには見えないぞ!日本のドーナッツは白くて三角で海苔が張ってあると誤解されたらどうするつもりだ!(そんなやつはいないか・・・)
こうしてみると、アニメ好きという割には、あまり見ていないことが分かりますねぇ。まあ趣味が非常に偏っているからでしょう。
あと、個人的には、「ザブングル」や「エルガイム」「ダンバイン」などの日本サンライズ作品が候補に入っていないのが不満でした。さらに、劇場用ですが、「ナウシカ」や「オネアミスの翼」もぜひ候補に入れたいです。また、押井守監督作品ではありますが、「パトレイバー」が入るなら「攻殻機動隊」も入れておくべきですね。やっぱり暗くてテンポが悪いのが難点ですが、原作者の士郎正宗は大ファンなので。
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